入管関連最新情報2023年05月号

1.出入国在留管理局について
1.東京入管の審査期間(2023年5月現在)
同月中のACROSEEDでの許可取得案件を2~3抽出し、その平均審査期間を表示しています。他社事例となりますので、あくまでも“めやす”としてご参照ください。
1,認定
・「技術・人文知識・国際業務」(カテ1・2)…審査期間 平均37日
・「技術・人文知識・国際業務」(カテ3・4)…審査期間 平均44日
2.更新
・「技術・人文知識・国際業務」(カテ1・2)…審査期間 平均33日
・「技術・人文知識・国際業務」(カテ3・4)…審査期間 平均36日
(大阪、札幌、名古屋などの地方申請の場合…4~7週間程度)
3.その他
・「高度専門職」への変更…審査期間 平均39日
・「永住権」の取得…審査期間 平均215日
・「経営・管理」への変更…審査期間 平均60日
2.東京入管の申請受付方法の変更
東京出入国在留管理局での在留手続き(変更・更新)の受付方法が変更されました。
従来
1.プレチェック
↓
2.番号札の受領
↓
3.申請の受付け
現在
1.申請の受付けのみ
以前は①~③まで4~5時間はかかり、受付けを待つ人がフロアに入りきらない状況でしたが、現在では申請受付窓口に並ぶための専用レーンが設けられています。番号札を取ってからの待機時間が無くなったことで大幅な時間短縮が望めそうです。
2.高度人材(技人国・高度専門職)について
1.「永住許可に関するガイドライン(令和5年4月21日改定)
「2 原則10年在留に関する特例」(8)に「特別高度人材の基準を定める省令」が追加されました。高度専門職にプラスして以下のいずれかの場合にはさらに優遇されます。
1.修士号以上取得かつ年収2,000万円以上の方
2.従事しようとする業務等に係る実務経験10年以上かつ年収2,000万円以上
2.「特別高度人材制度(J-Skip)<出入国在留管理庁>2023/04/26
新しく従来の高度専門職に追加する形で「特別高度人材制度(J-Skip)」が創設されました。
3.現業系職種(特定技能・技能実習)について
外国人技能実習機構のHP更新(2023年6月現在)
「技能実習制度運用要領の改正ポイント」が掲載されました。全般として業務の簡素化、「特定技能」との関連に伴う用語の明確化が図られています。
・一部資料の提出が不要(または提出せずに保管)へと変更されています。
・「優良な実習実施者」、「優良な管理団体」、「訪問頻度の起算月」に関する考え方が追加されました。「特定技能」との関連において明確化されたと思われます。
・管理団体と雇用契約がないものが作成指導を行わせた場合、「名義貸し」に該当する可能性が指摘されています。 その他

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